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「先生、原稿は?」文豪体験ができる旅館が予約完売!“借金取りがくる”オプションも

「GOTOキャンペーン」が賑わいをみせるなか、東京都文京区にある老舗旅館「鳳明館(ほうめいかん)」のとある宿泊プランが、斬新すぎるとSNSを中心に話題となっています。 「先生、原稿は?」文豪体験ができる旅館が予約完売!“借金取りがくる”オプションも

編集者に詰められる!? 衝撃の宿泊体験

 話題の宿泊プラン名は、その名も「文豪缶詰プラン」。鳳明館のある文京区本郷はかつて、一大旅館街として栄え、石川啄木や金田一京助、北原白秋、手塚治虫など多くの文豪がこの地で執筆をしました。「文豪缶詰プラン」は、そんな文豪たちにあやかって、旅館にこもり仕事や執筆などの制作活動をするというものです。
編集者に詰められる!? 衝撃の宿泊体験

※12月の宿泊分は完売しています(10月31日現在)

 斬新なのはその内容で、まず宿泊客は先生と呼ばれます。そして、スタッフ扮する担当編集者がつき、時間になると編集者から「先生! 原稿は進んでますか?」と圧をかけられ、外出をしようものなら止めに入られ、窓を開ければ編集者が窓の下からこちらの様子を見張っているという徹底ぶり。  なんでも、あの手塚治虫も本郷の宿で執筆をするときは、編集者が外から所在を確認できる部屋で缶詰をしていたとかで、リアルに文豪気分を味わうことができるようです。

斬新すぎるオプションがおもしろい!

 これらの文豪体験はプランのオプションとして選べるのですが、他にも「本妻と愛人が鉢合わせ体験」や「借金取りがくる体験」など、文豪の修羅場エピソードまでも体験できるおもしろオプションが豊富に揃っています。斬新すぎるオプションがおもしろい!1 斬新すぎるオプションがおもしろい!2 斬新すぎるオプションがおもしろい!3〇〇賞の最終候補」というオプションでは、有名文学賞の最終選考まで残り、担当編集者と電話の前で選考の結果を待つという、手に汗を握る体験もできます。オプション内容を読んでいるだけでも、楽しそうすぎる!!  それにしてもなぜ、老舗旅館が突如こんな取り組みを始めたのか。気になりすぎるので、鳳明館の企画営業・海津智子さんにお話を聞いてみました。
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コロナ禍で全予約がキャンセルになり、はじめた挑戦
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【鳳明館】 有名な文豪たちが愛した町、文の京に位置する。伝統的木造建築、職人技が光る設え等、趣ある空間が楽しめる旅館。高台の立地、日本建築ならではの自然換気により、心地良く安心して利用ができる。公式サイト
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