「簡単に死ねない」難病の飼い主に、サビ猫・ミィが“生きる希望”をくれた
「ミィをお世話してくれた方にお礼を言いたい」
内面だけでなく、サビという柄自体にも飼い主さんは魅力を感じており、日々「こんな柄があったんだ」という発見を楽しんでいます。
「ミィをお世話してくださったセンターの方や育成ボランティアの方には心からお礼を言いたいし、こんなに立派になっていると伝えたい。あと、ミィ以外のサビ猫を実際に見たことがないので、他のお家のサビちゃんもこの目で見てみたいです」
そう話す飼い主さんの願いは、ミィちゃんが一日でも長く健康で生きていてくれること。
「私の持病は、治療法が確立されていない難病です。休職しても容態があまり変わらず、孤独で辛いと思う日々。生き続けているのが苦しかったです。でもミィを迎えてからは、簡単に死ぬわけにはいかないと思うようになりました。毎日に光を与えてくれたミィと、これからもずっと一緒に居たい」
幸せをもたらしてくれた愛猫のためにも、まずは自分がしっかり生きなければ――。そんな力強い言葉を発する飼い主さんにとって、ミィちゃんは生きる上で欠かせない存在となっています。
<文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291


