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“もって3日“の子猫を保護したら…我が家のムードメーカーになったKINとGIN

優しさが生んだ奇跡は続く

 ところが、奇跡的にKINくんの瞳は視力を失いませんでした。
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奇跡的に視力を失わなかったKINくん

「後遺症で常に片目から涙が出ていますし、涙腺が詰まってしまっているようなので鼻水も出ます。でも、光は失わなかった。あの状態からは考えられないと先生も驚いています」  そして、GINくんの鼻も綺麗な状態に。 「グズグズとはしますが、元気です。2匹の涙や鼻水は気づいたら拭き取るのが、我が家のルールとなっています」
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GINくんの鼻も綺麗に

 ちなみに、幼い2匹を保護した息子さんは「俺は命の恩人だから感謝しろよ」と言いながら、よくKINくんとGINくんをハグします。 「私自身も、いざ一緒に暮らしてみると、やっぱりかわいくて仕方がない。家族には、あれだけ反対してたくせに1番かわいがっていると笑われます。いつか来る別れの日を思うとやはり辛いですが、今は全力でかわいがりたい」

個性豊かな兄弟猫は我が家のムードメーカー

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そっくりだけど、性格は違う

 生まれたときからずっと一緒でも、2匹には性格の違いがあります。 「KINは多分、お兄ちゃん。拾った時、GINを寒さから守るようにかばっていましたし、今でもGINの姿が見えないと鳴きながら探します」  警戒心が強いKINくんは、心を開いた人にだけ甘える性格で、マイブームは、起床した息子さんたちを再びベッドに誘導すること。 「ゴロンと寝転がり、撫でてもらっては満足しています。この行動はなぜか子どもたちにだけ」  一方、GINくんは人懐っこく甘えん坊。朝や帰宅時に目の前を歩くと突然バタッっと倒れ、なでなでをお願い。しかし、おいでと言われると、「そっちが来いよ」という感じで少し離れた場所で倒れる俺様な面もあります。
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あの時、必死に生きようとしてくれて良かった
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