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2次元の“推しキャラ”しか愛せないアラサー女性の葛藤「結婚って何…?」

 2次元のキャラクターは3次元の異性とは違って欠点がなく、つい惹かれてしまう魅力があるもの。
漫画

※画像はイメージです(以下、同じ)

 そんなバーチャルの世界に浸りすぎて、現実社会の男性にときめかなくなってしまった津川夏美さん(仮名・29歳)は、結婚という壁をどう乗り越えようか悩んでいます。

2次元の“推し”にすべてを捧げてきた日々

「ひとりで生きる道を選ぶか、それとも妥協して誰かと生きるか――。来年、30歳になるからこそ、どう生きていこうか余計に迷ってしまいます」  津川さんは物心ついたころから、アニメや漫画が大好きで、バーチャルのキャラクターに恋をしながら生きてきました。  初恋も、漫画の中でかっこよく活躍するキャラクター。同級生が恋愛の話に花を咲かせていても、現実の男性にはまったくときめくことができませんでした。 「かっこよくて優しいキャラクターが2次元にはたくさんいる。推し(キャラ)と比べると、3次元の男の人はどこか物足りないなっていつも思っていて。学校でも誰かを好きになったことはありません」  学生時代に付き合った人数は、ゼロ。周りの友人からはよく驚かれましたが、津川さん自身は恋愛経験のなさをコンプレックスに感じたことはありませんでした。 「私には2次元という夢中になれる場所があって、家に帰れば大好きなキャラクターのポスターやグッズが迎えてくれる。それで幸せでした」

2.5次元にときめきを覚えるも…

スマホを見て驚く女性 大学を卒業し、社会人となった津川さんは新たなときめき対象を発見。それが、2.5次元の世界でした。イケメンな俳優さんが推しを完璧に演じ切ってくれる舞台は津川さんにとって、衝撃的なもの。すっかり夢中になり、給料の大半を遠征費やグッズ購入に使うようになりました。  そんな生活を何年か続けていたころ、親戚の家に年始の挨拶に行った際、自分よりも年下のいとこが結婚したことを聞かされ、初めて現実を突きつけられたような気がしたそう。 「当時、私は25歳。自分くらいの年齢って、もう結婚というものが身近にあるんだってびっくりしました」  まだ遠いものだと思っていた結婚という一大イベントを、真剣に考えなければいけない年齢になってしまった……。その事実に津川さんは苦しみましたが、自分らしい人生を歩みたいという結論に達し、ひとりで生きていこうと決心。 「今さら、3次元の男性と恋をしろって言われても、どうときめけばいいのか分からないし、手を繋いだり、ましてやキスなんて自分にはできないと思いました。イケメンは観賞するからいいのであって、付き合いたいとは思いませんし」  今の時代、おひとり様も珍しくない。だから、誰とも添い遂げず、推しに人生を捧げよう。そう決めたものの、両親は津川さんの答えを受け入れてはくれませんでした。
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結婚の意味が分からないまま「婚活」を続ける
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