2次元の“推しキャラ”しか愛せないアラサー女性の葛藤「結婚って何…?」
結婚の意味が分からないまま「婚活」を続ける
結婚の意味がわからなくなってきた
「些細な言動が目についてしまう。推しなら、こんなことしないのにって思ってしまいます。連絡も面倒で、仮交際になっても真剣交際になっても、会う前日にLINEをするだけ。恋っていうより、義務って感じです」
両親からの圧力は年々ひどくなり、結婚相談所のスタッフには煮え切らない態度を指摘されるなかで、津川さんは結婚の意味が分からなくなっていきました。
「小さいころは、結婚って大好きな人と幸せになるためにする、キラキラしたものだと思っていました。でも、そもそも好きな人ができないのなら、どうしたらいいんでしょうか」
親と縁を切る覚悟ができたら、もっと「らしい人生」を歩めるだろうけれど、今の自分はまだ決心できない……。そう話す津川さんは現在、結婚相談所を介して「一緒にいても苦にならない人」を探しています。
結婚はその人が幸せになるための、ひとつの選択肢。津川さんの葛藤を知ると、自分の中にある結婚観をもう一度見直し、結婚の意味や捉え方を改めて考えたくなりますね。
<取材・文/古川諭香>古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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