男性の結婚本気度を「私に使ってくれるお金」で測った30歳女性の失敗
恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
皆さんは、男性の結婚に対する本気度をどこで判断しているでしょうか? 高いお店に連れて行ってくれること?ブランド品をプレゼントしてくれること? それともあま~い言葉? 今回は、この判断をとことん間違えた女性のお話です。
29歳だったエリさん(仮名)はマッチングアプリで知り合った32歳の彼氏、陽介さん(仮名)と付き合っていました。話していて楽しいし、勤務先は有名商社という超エリート。そんな陽介から「かわいい」「すごくタイプ」と言われて付き合い始めたものの、自分の年齢など一抹の不安はあったそう。
「来年は29歳なの」
「もちろん将来のことはちゃんと考えてるよ。その上で付き合ってほしい」
結婚願望が強かったエリさんは最後の恋愛にしたいと思い、予め気持ちを伝えていました。その時に返ってきた言葉を、限りなくプロポーズに近い告白と受け取り交際スタート。度々不安なことがありましたが、友達に相談すればみんな言ってほしいことを言ってくれる。
エリ「最近、彼氏に忙しいって言われて会えていないんだ。デートも月1回ぐらい。もうすぐ29歳の誕生日なのに」
女友達「誕生日は覚えているはず! 本当に忙しいんじゃないの? だって商社マンでしょ」
エリ「そうだよね……将来について考えてるって言ってくれたし、大丈夫だよね」
女友達「絶対大丈夫! 気にしすぎだよ~」
「大丈夫だよ」「気にしすぎじゃないの」「愛されてるよ」という彼女たちの言葉に説得力なんてないのに、耳障りの良い言葉で安心していたのです。
しかし、やはり大丈夫ではありませんでした。誕生日が近くなっても会う約束をしてくれない。「5分だけ話せない?」とLINEを送り、その5分の会話が別れ話でした。
彼氏からフラれた直後、彼女が真っ先に頼ったのは女子会メンバーでした。
「アラサー女性の時間を奪うって陽介君もひどいよね!」
「そうだよね。20代最後なのに」
女子会メンバーはそういって変わらず慰めてくれました。
「もうすぐ29歳だって迫ったのがダメだったんだと思う」
「でも、実際29歳だし仕方ないじゃん。友達は29歳だって彼氏に迫って結婚したよ。今度はちゃんと結婚願望がある男を探しな」
一通り慰められた後、エリさんが次にしたことは婚活パーティーへの参加でした。選んだのは「1年以内に結婚したい人向けパーティー」。男性の参加費は約6000円で、「アプリの月会費より高いし、本気度の高い男性が多いだろう」と思ったそうです。こうして、以前から登録してあったマッチングアプリと並行して婚活を開始しました。
パーティーの男性参加者は30代中心で、胴回りにぜい肉がついた、もっさりしている人が多かったそうです。その中で、おしゃれ眼鏡の30歳SE男性と連絡先交換をしました。その日はお茶をして後日、食事に行くことになりました。
「将来のことは考えている」甘い言葉に騙されたアラサー女性
結婚する気のある男性に出会いたいのに
