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“M-1優勝”の後も大変…賞レースで輝いたのに苦戦している芸人の現在

ライス『キングオブコント 2016』優勝

 漫才コンビ以外で”くすぶっている”印象が強いのは『キングオブコント2016』のチャンピオン、ライスではないでしょうか。  ボケとツッコミをはっきりとは示さない多様な設定と、描かれない背景も想像させるような物語の流れ。ネタの完成度では、過去の優勝者の中で随一と言っても過言ではないのですが、不思議なほどにバラエティ番組で目にすることがありません。  見た目が芸能人としてはかなり地味なせいなのか、バラエティ番組のひな壇で「前へ前へ」の姿勢が見えないからなのか。  同じようにキングオブコント優勝者で長年”くすぶっている”と思われていた「かもめんたる」が、ここにきて『有吉の壁』(日本テレビ系)で頭角を現しているのを見ると、彼らにも決してチャンスがないわけではないと思うのですが……。

多くの賞レース芸人も苦戦中

 その他にも『M-1グランプリ』では初期に存在感を示していたアメリカザリガニや、次世代芸人と言われていたPOISON GIRL BAND、『THE MANZAI2011』で4位になったHi-Hi、『R-1ぐらんぷり』で王者となった中山功太や三浦マイルドなどなど。賞レースを戦い抜いた後も決してゴールではないという、芸能界の厳しさがうかがえます。  でも、何千というエントリー数のトップクラスまで勝ち残った彼らが、面白くないなんてことはあり得ない!ぜひ2021年はその実力を再び世の中に知らしめて欲しいですね。  そして、M-1グランプリ2020チャンピオンであるマヂカルラブリーも、来年の今頃「くすぶってる」と世間から言われることのないよう……。できればキングオブコントも制覇し、史上初の三冠王に輝いて欲しいものです。 <文/もちづき千代子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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