ブラック企業の忘年会、“社内M-1”でスベっても地獄、ウケても地獄?!
体を張っても万年2位のポジション
女性社員は強制参加ではなかったのですが、芳子さんはなぜか出ることを強要されていたとか。芸能人でいうとガンバレルーヤのよしこにそっくりといわれる芳子さん。毎年体を張って、がむしゃらに笑いをとりにいったそうです。
「肌襦袢(はだじゅばん)を着て男性社員と相撲をとったり、レスリング着を着て後輩の女の子と戦ったり……。今どき、本業の女性お笑い芸人でもやらないようなネタで挑んでました(笑)完全に女を捨ててましたね」
真剣さが功を奏してか、毎年大すべりするようなことはなく、かなりウケていたとか。しかし、なぜか1位を取ることはできず、万年2位のポジションに甘んじていたそうです。
「2位ってほんと、何もないんですよ。社長が気に入ったネタには特別賞が与えられるのですが、それはだいたいグループ会社の美容部門の女の子たちが受賞していました。5人くらいでAKBを踊るだけなんですけどね。それを『よく出場したね。偉いね』みたいなムードで高く評価されてるのを見た時、レスリング着で満身創痍になってた私は死にたくなりましたよ(笑)」
そして大会が終了し、トイレで着替えていた芳子さんにさらなる刃が降り注ぎます。
特別賞の女子グループにあざ笑われた
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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