(大みそか、むしろ出勤のほうがいいんじゃない?)
そう思うようになったのは、大みそかと正月を海外で過ごす人たちの出国ラッシュも31日にはすっかりと落ち着くわけで、仕事もいつもよりはゆったり、バタバタすることも少なく、さらには翌日の元日は遅番か休みだから。
(うん、やっぱり大みそかは出勤がいい!)
ごくまれに大みそかが早番で元日も早番というパターンもあるけれど、シフトを作る担当者が気を使ってくれたおかげで、そうそうありませんでした。有難い!
つまりは大みそかに出勤した人は起きて年越しもできるし、元日はゆっくり寝ていられるというわけ。
(お酒も飲めるしね!)
「ねぇ、今日の夜は電車で成田駅まで行って成田山(成田山新勝寺)だよね?」
「うん、あー楽しみ! 参拝したら飲みに行くよね?」
仲の良いグラホ同士でこんなやり取りをしながら、それぞれが受け持ったチェックインカウンターのまわりを年内最後の片付け。
そこに
「お疲れ様、今日出勤だったんだね」
当時片想いをしていた他社の地上職の彼が声をかけてきてくれたりするものだから、嬉しくなっちゃう。閑散としたチェックインカウンターですから、少しだけれど会話もできたし。あの頃はそれだけでいい1年だった、と思えたなぁ(遠い目)。
そして終業時刻。待ってました!