恵方巻の正しい食べ方ってあるのでしょうか? 「その年の恵方を向いて、お願いごとをしながら、黙って食べる」というのが一般的ですが。

「はい、それでいいでしょう。まあ、自由に食べていいと思いますよ。
歴史的に新しい行事でも、それを楽しみながら祈りと感謝の気持ちがあれば良いのだと思います」
新谷先生、ありがとうございました! おさらいすると、節分は「1年のリセットのタイミング」で、豆まきは「厄払い」と「良い運気を招く」ための行事、そして、豆を食べることで「豆の生命力をいただく」と。
歴史をさかのぼったら、日本人は1年を健やかに過ごすための祈りを、豆まきという行事で楽しんできた知恵を感じられました。面倒でこれまでしていなかったという方も、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。
【新谷尚紀(しんたに・たかのり)】
1948年広島県生。社会学博士(慶應義塾大学)。現在は、国立歴史民俗博物館名誉教授・国立総合研究大学院大学名誉教授。國學院大學大学院客員教授。著書は『柳田民俗学の継承と発展』(吉川弘文館)など多数。
<取材・文/阿形美子>
阿形美子
1994年生。大学卒業後、フリーの編集・ライターとして活動中。底抜けの飲んべえゆえ酒ネタが多いが、インタビューやモノ記事、カルチャーネタなどもカバーする。Twitter:
@agata_yoshiko