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「自分が一番じゃないと気がすまない人」たちのウザ~い発言録

一番になりたがる心理とは?

 カナさん、ユミさん、ナミエさんを悩ませる“一番ちゃん”は、それぞれ「自分が一番いい思いをした(だから、私のほうが幸せ)」「自分が一番先に見つけた(だから、後追いのやつらに勝っている)」「自分が一番、いい立場にいる(だから、私は特別な存在だ)」と実感したい人たちです。 一番になりたがる心理とは? 言い換えれば、彼女らはそれぞれのテーマについて“声に出して人を下げ、自分に言い聞かせなければ自信が持てない”のだと思います。

自信が持てない一番ちゃんたち

 たとえばA子さんの場合、カナさんが自分とは違う店でおいしい食事を味わったからといって、自分の体験が汚れるわけではありません。それなのに、同じジャンルで自分より幸せな思いをした人がいたら、自信が崩れるような……自分の価値がなくなるような気がして不安だから、わざわざ人様の思い出に水を差すようなことを言うのです。  B男さんの場合は、同僚にリードされても「先に見つけたのは自分だった」としておくことで、「先見の明があったのは自分。オレがいなければ、あいつの成功はなかった」として自分をなだめることができます。  C美さんは、おそらく自分でも“コネ入社の後ろめたさ”を抱いているのではないでしょうか。だからこそ、“ビクビクしてなめられたくない”という思いや、“私は本当に価値があるんだ”と知らしめたい気持ちから、“特別で人気者の自分”をアピールしているように思えます。
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人の気持ちを荒らす迷惑な行為
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