「元妻に愛情があるわけではない」と語る菅原さん。
「仮に僕に新しい恋人ができれば会わなくなると思います。まあ、コロナ禍で出会いのきっかけが少ないので当分は今の関係が続くとありがたいです」
とはいえ、子供や再婚相手のことを考えれば、早く関係を解消したほうがいいのは明白だが……。
「今のところ自分からこの関係を終わらせるつもりはないですね。コロナの影響で女性と遊ぶことを遠慮しているなか、面倒なことを取っ払って性行為をできる彼女の都合の良さに甘えてしまっている部分は少なからずあると思います。向こうから誘われる限り、関係は続けてしまう気がします。
罪悪感があるとすれば、新しい父親がいる子供に対してかな。元妻には『会いたい?』と聞かれますが、合わせる顔がないですよね。不倫中はあえて他愛もない話ばかりするんですが、やっぱり子供についての話が一番盛り上がりますよね……」
セックスレスだった2人が離婚後に互いを性欲処理のために求める。この奇妙な関係はいつまで続くのだろうか。
コロナ禍というリスクの大きい環境でも不倫に耽る男女。彼らの胸の内では何が起きているのだろうか?
「浮気・不倫・性依存」といったテーマに詳しい心理カウンセラー・浮世満理子氏に、男女が不倫に走る心理的メカニズムを解説してもらった。
「不倫をしてしまう男女の多くはコンプレックスやストレスを抱えています。それらに対して正面から向き合わず、紛らわすためにとってしまうのが“不倫”という行動なのです。
例えば経済力があっても体力に自信がない、スペックの高い男性と結婚しても単調な日常を送っている……、こうした場合でもパートナーとの不満解決に正面から取り組むのではなく、手身近な性行為や疑似恋愛で自己承認欲求を満たそうとするわけです。
特にコロナ禍の今は日常的にストレスがかかっている状態。まさに人々が不倫に走りやすい環境になっているわけです」