コロナ禍以前は、「勉強や仕事など、長時間の席のご利用はお控えください」という張り紙を目にしていた飲食店ですが、コロナ禍で業態が様々に変化しています。最近では電源やWifiを使い放題にするお店も増えていますよね。
ファミレスチェーンのデニーズの場合、テレワーク対応店を設置しています。席は個室仕様となっており、電源・Wifiも使い放題。平日14時から18時まで時間無制限の利用で、ドリンクバーがついて600円というのは、嬉しい価格です。カフェやファミレスのほどよい雑音があると仕事がはかどるという人にはぴったりの場所です。
スターバックスコーヒーは、昨年7月に「スターバックス コーヒー CIRCLES 銀座店」をオープン。働く人が夢中になれる場所、というコンセプトで有料のブース席やミーティングスペース、ソロワーキングスペースを設置しています。スタバの店内で電話やテレビ会議をするのも新鮮な気分。楽しみながら快適に仕事ができそうです。
都のサテライトオフィスほど激安ではありませんが、各ホテルも平日の昼間を利用したリモートワークプランを用意しています。たとえばホテルチェーンのアパホテルは、2021年4月末まで「テレワーク応援プラン」を提供中。日帰りプランと5日間連続プランがあり料金はホテルごとに異なりますが、たとえば都内のある部屋で調べると、日帰りで4,500円、4泊5日で15,000円と連泊はかなりお手頃です。実際の宿泊はできないものの、快適な環境で落ち着いて仕事ができそうです。
なんとラブホテルでテレワークプランを打ち出しているところも。ホテルシェレーナ(東京都・国立)は「ラブホテレワーク」という名称で、一人客限定で全室20%オフのリモートワークプランを提供しています。「『しがらみ』の誘惑に打ち勝ち、テレワークを前進させるすべての要素がラブホには整っています」というホテル側のメッセージが気になります。