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メーガン妃に丸川珠代。自分が1番じゃないとダメなヒロイン体質の女性たち|辛酸なめ子

「2位じゃダメなんでしょうか?」……かつてそんなセリフがありましたが、絶対に自分が1番じゃないとダメなヒロイン体質の女性たちが最近世間を賑わせています。

丸川珠代大臣 マイルールが正義です

 例えば、思い浮かぶのは丸川珠代五輪担当相。菅総理に指名され、大臣に返り咲いた彼女は東大出身、元アナウンサーの才媛です。夫婦別姓に反対の立場でありながら、自分は旧姓を使っている矛盾が指摘されていますが、選択的夫婦別姓とは関係なく、知名度や地位があれば自分の通称を使い続けて活躍できる、ということを体現しようとしているのかもしれません。マイルールが正義です。  耳に残るのは「この愚か者めが!」というヤジの声。その後、そのセリフをTシャツにプリントして自民党が販売。その後彼女は「ルーピー!」という野次を飛ばしたり、よく通る声を生かして自分のキャラを確立。メンタルの強さが伝わるエピソードですが、どこか危うさもあるので目が離せません。

「飲み会を絶対に断らない女」山田真貴子 前内閣広報官

山田真貴子 前内閣広報官

(画像:内閣官房ホームページより)

 接待問題で注目された山田真貴子前内閣広報官にもヒロイン感が漂います。 『週刊文春』(2021年3月4日号)の記事によると、飲み会などにあえて遅れて登場し、男性たちに喝采(かっさい)で迎えられるなど、自己演出に長けていたそうです。「飲み会を絶対に断らない女としてやってきました」というセリフもインパクトがありました。  飲み会を断らないことで人脈を作り、チャンスを得られるということらしいですが、お酒に強い美女として、飲み会の場では常に主役でいたのだと推察します。コロナ禍に飲み会を勧めるのはどうかと思いますが、世間の常識とのズレを感じます。問題が発覚してから、体調を崩し、入院、という流れも世間の心配と同情を誘います。

メーガンさん 最強のヒロイン体質

 しかしそんな日本のヒロインたちはまだキャラが弱い、と思わせるような最強のヒロインがいます。英国王室をリアリティドラマにしてしまったメーガンさん(サセックス公爵夫人)です。彼女こそ、2位ではダメな女の典型。英国王室ではキャサリン妃に対してジェラシーを抱いていたという説が。
メーガン妃

メーガン妃

 メーガンさんを見ていると、フィギュアスケートのトーニャ・ハーディング選手を思い出します。ライバルのナンシー・ケリガン選手にどうしても勝ちたくて、リンクで靴ひもがほどけたと泣きながら訴えたり、ケリガン選手を襲撃させたり……。メーガンさんはそこまで荒々しくなく、もっと巧妙で洗練されていますが、野心的で自分が一番、という思いが強いのは同じです。そして周りを巻き込み、その場で注目の的になってしまうキャラクターも……。  先日、米CBSのインタビュー番組に出演した時も、メーガンさんの独壇場となっていました。英国ではナメられないように威圧的なメイクが多かったですが、インタビュー番組に出演するときは(南アフリカの時も)、困り眉だったり、憂鬱な表情を際立たせるメイク、という巧みな演出が。  日本では部分的にしか報じられなかったインタビューですが、Yahoo!ニュースの今井佐緒里氏の記事にほぼ全文が掲載されています。このインタビューのやりとりを見ると、メーガンさんの手強さが改めて実感できます。そしてキャサリン妃を意識しまくっているのが伺えます。気になったポイントをまとめてみます。
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あざとい?メーガンさんの6つのヒロインポイント
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