Gourmet

肉汁ジュワッ~! 肉の旨さを引き出すダッチオーブン料理をお店で体験

塩釜で焼き上げた絶品塊肉料理

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BASE CAMPの「豚肩ロースの塩釜グリル」

 続いて訪れたのは、JR水道橋駅から徒歩2分。キャンプ歴30年、アウトドア料理のレシピ本も出す岡野永佑さんがオーナーを務める「BASE CAMP」。お願いしたのは、豚肩ロースの塩釜グリルだ。  オーブンからダッチオーブンを取り出してテーブルにドン! ダッチオーブンからの熱気がボワァッと伝わってくる。鉄の蓋を外すと、きつね色に焼けたドーム形に盛られた塩の釜が現れた。岡野さんが使い込まれたアウトドアナイフで塩釜を割ると、ローズマリーと香ばしい豚肉の匂いが店内に広がる。 「ここまでは演出(笑)。お客さまの前で塩釜をナイフで割った後、肉を切り分けて提供しています」

嚙みしめると、甘味のある肉汁が優しく滲み出てくる

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塩釜を割る瞬間は思わず見とれてしまう

 確かに、塩釜を割って香りが漂うさまは圧巻。我々取材班もスマホ片手にはしゃいでしまった。切り分けて盛られた豚肉も美しく、絶妙に火が通っているのだろう。淡いピンク色がなんとも食欲をそそるのだ。  さっそくかぶりつく。やわらかい……しかし、それでいて、しっかりした肉の食感があるから不思議だ。嚙みしめると、甘味のある肉汁が優しく滲み出てくる。その甘味のある肉汁が外側の塩気と相まって、感嘆の声が漏れてしまう旨さになる。 「塩で固めているので、ものすごくしょっぱいイメージがありますが、中まで塩が染み込まないんです。塩が肉の余分な水分や臭味を吸い出してくれます。焼き料理というより、蒸し料理に近いですね」  取材であることを思わず忘れ、肉を食い、ビールを飲みながら岡野さんとキャンプ談議に花を咲かせたのであった。
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店内では岡野さんがプロデュースしたアウトドアグッズも販売されている

BASE CAMPの「豚肩ロースの塩釜グリル」> もともとは常連客の間で人気だった豚肩ロースの塩釜焼き(3000円・税別・要予約)。現在は電話予約すれば誰でも楽しめる。特製バルサミコ酢ソースと豚肉の相性もよく、ビールが止まらない一品
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ダッチオーブンは“超”がつく万能調理器具
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●カフェ&テラスBBQ Noan 〜maruta〜
東京都渋谷区宇田川町37-16 レジディア渋谷1F
営業時間:11時半~24時 定休なし
バーベキューコース(5500円・税別)はオーガニック野菜のバーニャカウダなどがつく

●BASE CAMP
東京都千代田区神田三崎町2-22-8 梨本ビル1F
営業時間:ランチ火~金11時半~14時半 ディナー水~土17時~23時半 日曜・月曜定休
アウトドア料理が種々楽しめる

※新型コロナウイルスの影響により、営業時間や定休日が変更になっている可能性があります。最新情報は店舗にお問い合わせください。

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