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元ヤンキー妻の怒りがさく裂、夫のキャバクラ通いがバレたワケ

キャバ嬢からの営業メールで接待でないことを確信

 しかし、それから数日後、夜中にトイレに行こうとリビングを通った際、テーブルの上に夫のスマホが置いてあることに気づきます。すると、そのタイミングでLINEの受信音が鳴り、手に取って画面をのぞき込むと「今度はいつお店に来てくれますか? 早く会いたいな(はぁと)」というキャバクラの女性と思われる相手からのメッセージが表示されていたそうです。 「旦那のスマホはLINE受信時にメッセージ内容の冒頭部分が表示される設定だったらしく、ロックを解除しなくても丸見えでした(笑)。とりあえず、浮気ではなかったのでそこはホッとしましたが、接待ではなくプライベートで特定のキャバ嬢に入れあげていたんだと思うと、今度は別の怒りがこみ上げてきました」 スマホ 実は、陽子さんは専門学校時代に半年ほど地元のスナックでアルバイトしていた経験がありますが、何よりも嫌いなのは相手に嘘をつかれること。そのことは昔から夫に何度も話しており、お互い隠し事はナシにしようと2人の間でルールを作っていました。 「もちろん、それを完全に守ることは無理なことくらいは私にも理解できます。けど、キャバクラだって決して安いわけじゃないし、このまま本気で相手の女性にハマってしまって取り返しのつかないことになる可能性だってあるじゃないですか。だから、そうなる前に彼の目を覚ましてやろうと思ったんです」

夫の開き直りに不良時代のようなビンタがさく裂

 ちなみに彼女は元不良少女。高校時代はコギャルブームの少し前、それも地方だったので剣道や弓道の袴のように長いスカートをはき、女性ながら殴り合いのケンカをした経験も何度もあるとか。  夫にはスナック勤めも含めて過去のことをすべて打ち明けていただけに、このウソはどうしても許せませんでした。それでも本人に問い詰めると、「自分の小遣いで行ってるんだから別にいいじゃないか!」のまさかの開き直り。この態度に陽子さんもキレてしまいます。 「小遣いって言う割には『今月分使い切っちゃったから追加でもらえないかな』ってせがまれて何度も渡していたんです。だから、こっちもカッときちゃって、『どの口が言うんじゃ、コラァ!!』って思い切り彼の頬をビンタしちゃいました。あんな姿、とてもじゃないですが子供に見せられません……」 夫のキャバクラ通い これには夫もビビったらしく、態度をコロッと変えて平謝り。最終的に彼の月の小遣いを8万円から半分の4万円に減額し、クレジットカードを没収することで許したそうです。 「お金がなければ余計なことを考えないで済みますから。さすがに借金までして通うようなバカな真似はせず、それからはずっと大人しくしています(笑)」  普段は夫に対して怒ることはほとんどないそうですが、そこは元ヤン。本気で怒ったときの迫力はやはり本物のようです。 ―私がブチ切れた瞬間― <文/トシタカマサ イラスト/とあるアラ子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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