
「CPAP治療」で医療保険が適用されるのは、無呼吸が1時間に20回以上続く場合とハードルが高い。そのため「東京疲労・睡眠クリニック」では独自開発した簡易的なCPAP機器も導入
CPAP装置を着用し始めて2年たつという大石文雄さん(仮名・51歳)は治療の経過をこう語る。
「口呼吸がひどかったのでフルフェイスマスク型をすすめられました。いびきをかくことはないけど出張の際に持ち運ぶのが面倒です」
梶本氏曰く、「治療薬など、いびきの根本的な解決策はない」というのが現状。春からの新生活を快適に過ごすためにも、まずは医師に相談し自分ができる最善策を見つけたい。

梶本修身氏
【梶本修身氏】
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東京疲労・睡眠クリニック」院長。大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座特任教授時は”疲労と睡眠”について研究。メディア出演や著書も多数

竹腰英樹氏
【竹腰英樹氏】
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東京ロンフェルメ耳鼻いんこう科」理事長。いびきや睡眠時無呼吸症候群、アレルギー性鼻炎などを専門に日帰りで終わるレーザー治療なども行っている
<取材・文・撮影/瀬戸大希 櫻井れき>