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旅行中に火山噴火で空港が閉鎖に。親友の結婚式のために帰国した秘策とは

ワクワクしていた自分がいました

 ロンドン~ローマはおよそ1450キロ。東京~ソウルが約1160キロのため、これを陸路で移動するとなるとかなり大変です。ましてや彼女がいたのは日本ではなく異国のヨーロッパ。不安などはなかったのでしょうか? 「自分で言うのもヘンかもしれませんが、私って少し神経が図太いんだと思います(笑)。ヨーロッパ中に新幹線みたいな高速鉄道網があったことは知っていたし、途中で何度も乗り換えが必要でしたがチケットも確保できたので心配はあまりなかったかな。むしろ、このありえない状況にちょっとワクワクしていた自分がいました」  ロンドンからユーロスターでパリに向かい、そこでTGVに乗り換えてフランス南東部の大都市リヨンへ。そこで1泊し、翌日イタリアのミラノを経由してロンドン出発翌日の午後にはローマに到着。陸路移動のビジネスマンや旅行者が多いせいか車内は混んでいたそうですが日本の新幹線のように乗り心地は快適だったそうです。

予定になかったローマ観光をちゃっかり満喫

イタリア ローマ トレビの泉

イタリア ローマ トレビの泉

「ローマは大学の卒業旅行で一度来たことがありましたが、やっぱりイタリアは女性ならテンションが上がるじゃないですか! 新たに購入した航空券をはじめ、陸路移動や延泊にかかった分は余計な出費で痛かったですが、だからこそ楽しまなきゃ損かなって。  次の日の昼過ぎには空港に向かわなきゃいけなかったので滞在は丸1日もなかったですけど、旅の最後のいい思い出になりました」  旅慣れていたとはいえ、日程が変更になるほどの予定外の事態にも関わらず、動揺せずに旅を楽しむとはなかなかできることではありません。彼女のような人が友達なら旅先でトラブルが起きても困らずに済むかもしれませんね。 ―行楽・旅行のトンデモエピソード― 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <文/トシタカマサ イラスト/ただりえこ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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