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貧困に悩む女性を、支援する女性たち「相談会には生理用品もお花も」

女性にしか分からない女性のニーズ

――会場にはお花も置かれていましたね。
女性にしか分からない女性のニーズ

会場に入って最初に案内されるカフェスペース。お花やお菓子を置いて、ほっと一息つける空間に。

部屋に飾れる持ち帰り用のお花

必要最低限の物資だけではなく、部屋に飾れる持ち帰り用のお花も用意。

松元「今回、私も驚いたのは、『相談会にはお花があるといいよね』と言う声が上がったことです。男性主導の相談会では、まずそんな声は出て来ません。  それに、支給する物にも、生理用品を含め女性ならではの目線が活かされていたと思います。例えば、男性主導だと、調理できないインスタント食品を支給しがち。ネットカフェや路上で生活している人たちには、こうした物かすぐに食べられる物が必要ですが、女性相談者には子どもや家族がいる人も多く、栄養のことも考えているだろうから、生野菜や自分で料理できる食品がいいと話し合いました

野菜や果物の配布にも嬉しい一工夫

――自分で好きな野菜や果物を選べるのがいいなと思いました。
分で選べるお野菜コーナー

八百屋さんのように自分で選べるお野菜コーナー。

珍しいフルーツにも出会える果物コーナー

果物コーナーには黄金柑など珍しいフルーツも。

松元私たちがまとめて渡すのではなく、八百屋さんで自分が選びながら持って行けるようなお店、もしくは小さなマルシェみたいな雰囲気にしました。幸いなことに、農民運動全国連合会の女性農家さんたちが全国から白米、野菜、お花などを2日間ではさばけないほどたくさん送って下さったんです。  しかも、『5キロの重さの白米は重すぎて持ち帰るのが大変だろう』と2合ぐらいずつに小分けにして送って下さった! そういう心遣いは本当に嬉しかったです」
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企業から衣類の寄付も
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