美容師のF菜さん(28歳)の場合。
「常連のお客さんだったAさん(33歳・メーカー勤務)に誘われて、数回食事に行ったりしていたら『結婚を前提にお付き合いして欲しい』と言われてしまって」
彼の事を意識はしていましたが、まさかこんなにはやく告白されるとは思っていなかったF菜さん。
「Aさんの気持ちは嬉しかったのですが、まだお互いの事をあまり知らない状態だったので…とりあえず毎日連絡して、質問し合ったりして交流を深めようという話に落ち着きました」
そしてその数日後、寝る前にLINE電話で彼と話していると…。
「『俺、食べ物の好き嫌いの多い子、苦手なんだよね。前の彼女がそういう子でキツかった』という話をしだして、ドキッとしてしまって」
F菜さんは、好き嫌いが多いわけではありませんが、高校生の時に一度当たってから牡蠣(かき)が食べられなくなってしまったそう。
「Aさんに嫌われてしまうかもしれないけど、ここは正直に話しておこうと思いました」

F菜さんは、当たるまでは牡蠣が好物だった事、栄養たっぷりだし出来るならまた食べられるようになりたい事、人が食べているのを見るのは好きな事をじっくり伝えました。
「すると、うんうんと聞いてくれていたAさんがハッとして『あっ俺、好き嫌いがある子が苦手なんじゃないわ…今気づいたよ』と言われて、え?ってなって」