死にたいとすら思った…突然、顔が動かなくなる「顔面神経まひ」の恐ろしさ
発症から3週間後、コンタクトを着けられるように
目元に比べ、口元は治りが遅く、実は今でも疲れたときなどには上唇が痙攣したり、動きが悪くなったりします。しかし、担当医には発症から2か月ほど経った5月下旬に「ほぼ完治」と言ってもらえ、普通の日常生活を送れるようになりました。発症から1ヶ月経つ頃、ようやく短時間だけコンタクトがはめられるようになってきて、すごく嬉しかった。でも、口をふくらませると、まだ歪みが見られ、食べづらさもありました。 pic.twitter.com/MmSYCSs3aO
— ゆあ (@yunc24291) May 31, 2021
心の支えになってくれた愛猫たち
この病気を患い、筆者は普段当たり前だと思っていることの尊さを痛感。自力で目が閉じられることや普通に笑えることは、とても幸せなことなのだと実感しました。それと共に闘病中、自身が周囲の視線に苦しんだからこそ、より多くの人がこの病気への理解を深め、頑張って闘っている人たちに優しい眼差しが向けらえる社会になってほしいと強く思うようになりました。 つらい日々の中、心の支えになってくれたのは崩れていく顔を気にせず、いつも通り寄り添ってくれた愛猫たちの存在。 愛猫がふみふみマッサージをしてくれたときには、つい泣きそうになりました。 顔というどうしても目に入る部位に症状が現れてしまう顔面神経麻痺は、心にも大きなダメージを与える病です。まだまだ謎が多い病気であるからこそ、頑張りすぎないよう自分にブレーキをかけたり、些細な異変ときちんと向き合ったりして、自分の顔を守ってみてください。 【経過の画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます <文/古川諭香>最後まで気になっていたのは、口もと。これは5月上旬(※発症したのは3月24日)の動画なのですが、笑うと麻痺している右側の口が健側よりも上に持っていかれるのが気になりました。実は今もこんな感じではありますが、ここまで回復してくれただけで感謝…という気持ちです。 pic.twitter.com/F79b3GWjay
— ゆあ (@yunc24291) May 31, 2021
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291




