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彼氏と優雅な船旅のはずが、船酔いでヒドいことに。海をナメていた?!

 レンタカーではなく自分の車やオートバイで旅をしたい方に人気のカーフェリー。時間はかかりますが、たまにはのんびりした船旅も悪くないものです。
夕焼けの富士山と相模湾 海

写真はイメージです(以下同じ)

 大学時代、当時付き合っていた彼氏と北海道旅行をしたという小山萌香さん(仮名・32歳)も新潟から小樽までフェリーを利用。こんなに長い距離を船で移動するのは生まれて初めてだったそうで楽しみにしていたといいます。

海の厳しさをナメていた?

「往復の移動を含めると約10日間の長旅で、お互い計画を立てた半年前からアルバイトのシフトを増やして旅費を貯めていました。私にとってはこれが生まれて初めての北海道。ノリ的には完全に海外旅行のような気分でした」  ところが、フェリーの乗船日はあいにくの悪天候。運航に支障をきたすほどではなかったですが、海上は少し波が高いとの予報が出ていたそうです。 「乗り物酔いはしないほうですが酔い止め薬を持ってきたので、乗船前に一応飲んでおきました。ただ、私は子供のころに数える程度しかフェリーに乗ったことがなく、それも短い距離でほとんど揺れなかったんです。  彼氏も楽観的な性格で『欠航になるほどじゃないし、たぶん大丈夫だよ』と話していたこともあり、そこまで気にしていませんでした」

ゴージャスな船内ではしゃいでいた

沖縄の青い海と航跡 このとき彼女が乗船したフェリーは、お昼に新潟港を出航して翌日早朝に小樽港に到着するというスケジュール。想像を上回る大きさだった船のサイズ感に圧倒されつつもいよいよ始まる船旅に胸は高鳴っていたそうです。 「出航までまだ時間があったので部屋に荷物を置いた後は、彼氏を連れて船内を探検しました。このときはまだ元気だったし、子供みたいにはしゃいでいました(笑)。特に船の中央には大きな吹き抜けがあったんですけど、すごくゴージャスな雰囲気でホテルに泊まりに来たかと錯覚するほどでした」  ただし、天気は予報通り雨。この時点ではパラパラと降っていた程度でしたが、空を覆っているのはどんよりとした鉛色の雲。フェリーのデッキにも行ってみたそうですが夏らしい青空とは程遠い景色だったため、すぐに船内に戻ってきてしまったそうです。
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想像以上の揺れだった…
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