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世界一危険な山道に行ってみたら、夫がビビってひとりで挑戦することに

歩いている間は怖さが麻痺?

底が抜けそうな木製の桟道で怖さ倍増

底が抜けそうな木製の桟道で怖さ倍増

 長空桟道を歩く際は、落下防止用のハーネスを着用。とはいえ、桟道と並行して走るワイヤーに自分で金具を引っかけなければならず、途中で何度か別のワイヤーに付け直す必要があったとか。  そのタイミングでうっかり足を踏み外せば落下の危険性もありましたが、「不思議と歩いている間はそこまでの怖さはなかったです」と佐奈さん。 「長空桟道も大勢の観光客で列になっていましたし、そのおかげで感覚が麻痺(まひ)していたのかもしれませんね。後で長空桟道の映像や画像を見たときのほうがずっと怖かったです。  あのときは普通に景色だったり、自分がとんでもない場所にいることに感動していましたから」 “世界一危険な山道”に行ってみたら……"

一緒に歩いてくれなかった夫を恨んでいる?

しかし、長空桟道の入口で待っていた夫は、気が気じゃなかった様子。戻ってきた彼女に近寄ると「よかったぁ」と人目をはばからず抱きしめてきたといいます。 「最初はヘタレや根性なしって、からってやろうと思っていたんですけど、本当にホッとした表情をしていたんです。当時は結婚2年目でまだ恋人みたいな関係だったし、それを見たらこっちも胸がキュンとしちゃって(笑)。  といってもこれはあくまで当時の話。今は『普通は妻をひとりであんな危険な場所を歩かせたりしないよ』とかチクチク言ってますけどね。だから、旦那にとってはトラウマになっているのかも」  でも、こんな見ているだけ足がすくみそうな道であれば、歩くのを拒否したからといって責めるのはあまりに酷。夫にとってはとんだ災難だったようです。 【他の記事を読む】⇒シリーズ「私のトラウマ体験」の一覧はこちらへどうぞ 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <文/トシタカマサ イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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