
なかでも、オグミさんが印象的だったのは眠くなったときに旦那さんの顔を踏んで起こし、布団を開けてもらい腕まくらしてもらっていた姿。
「羨ましすぎて忘れられません。私に対しては、何かしてほしいことがあるときに寄って来て、手でポンポンと呼びます。死ぬほどかわいいです」
オグミさん夫婦にとってリアンちゃんは、我が子同然。

リアンちゃんは大切な娘のような存在に
「うちは再婚で、今の主人との間に子どもはいません。私の息子が自立し、夫婦2人で過ごしていたときに現れたリアンは絶大な癒やしをくれる、なくてはならない大切な長女です」

外には危険がいっぱい
だからこそ、オグミさんは日々、猫にとって本当の幸せとは何かを自問自答しています。
「好きなときに外に出られ、お腹が空いたら帰ってきてご飯を食べる猫の幸福度は高いかもしれないけれど、外には危険がいっぱいです。病気にかかったり交通事故に遭ったりする可能性もあります。子どもを作れなくするのも可哀想なのかもしれません。
でも、長生きして欲しい。スリリングでワクワクする日々はあげられないけど、おだやかでゆっくりとした時間を一緒に過ごして欲しいです」
多頭飼育崩壊は、人間のエゴと責任放棄が絡んだ大きな問題。そう語るオグミさんの言葉を聞くと、小さな命との向き合い方を改めて考えたくなります。