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ウィル・スミス、親子共演の失敗をふりかえる「息子を傷つけてしまった」

 ハリウッドスターのウィル・スミスが、現地時間今月9日、初めての回顧録『ウィル』を出版した。本書では、愛妻との夫婦生活や過去の自殺衝動、父への殺意など、これまで明かされてこなかった事実にも触れられている。また、一本の映画がきっかけで、息子がバッシングを受けたこと、その息子から言われた“衝撃の一言”についても明かしている。

親子共演した映画が大コケ。批判の矛先が息子に

Bangshowbiz20211110

ウィル・スミス(右)と息子のジェイデン・スミス(左)

 ウィルは本書のなかで、2013年の映画『アフター・アース』公開後、息子のジェイデンが「悪意のある」コメントの標的となったことを回顧。次のように綴っている。 「『アフター・アース』は、興行収入的にも批評的にもひどい失敗だった」 「そしてそれ以上に悪かったことは、ジェイデンに批判の矛先が向けられたことだ。ファンとメディアは、非常に悪意に満ちていた。ただ今さら、当時ジェイデンに向けられた批判コメントを持ち出すつもりはない」 「ジェイデンは、僕の指示したこと全てに忠実に従っただけだ。それなのに、僕のせいで、息子をそれまで経験したことのない荒波にさらすことになってしまった」

息子は「裏切られた」と感じていた

Bangshowbiz20211110

映画『アフター・アース』のDVD
(※画像:Amazonより)

『アフター・アース』は、ウィルが自ら原案し、製作にも参加したSFアクション大作。ハリウッドを代表する人気俳優のウィルと、『幸せのちから』やリメイク版『ベスト・キッド』などで注目を集めたジェイデンとの親子共演が話題を呼び、ヒットが期待されていた。  しかし、期待に反して興行成績はふるわず、批評家や観客からは酷評の嵐。1年間の最低な映画に贈られるゴールデン・ラズベリー賞も親子そろって受賞してしまった。特に、本作で主演したジェイデンには厳しい批判が相次ぎ、「才能があるとは思えない」「親の七光り」などと叩かれることに。  その結果、ウィルは「ジェイデンの信頼を失うことになった」と振り返っている。 「そのことについて、僕たちが話し合ったことはなかったけど、彼が裏切られたと感じていたのは知っている。彼は誤った道に導かれたと感じていて、僕のリーダーシップに対する信頼を失ったんだ
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15歳の息子が、親からの独立を望むように
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