――『ANSWER…』シリーズの世界観は登坂さんご自身の心の中の様子なのでしょうか?登坂:『ANSWER… SHADOW』も『ANSWER… SHINE』も飾っている自分というより、本来の自分の両面を表現するのがコンセプトです。
『ANSWER… SHADOW』では、人間誰しもが持っている影や陰の部分。アーティストだとスポットを浴びるほど自分の影が濃くなるように、ステージで輝かしく見えている一方で、ステージを降りた後には意外と孤独だったりするな…と、自分の感じたことを世界観として表現しました。『ANSWER… SHINE』では、逆に自分のポジティブな部分、明るく捉えた光の世界観を表現しています。
いずれの作品でも、自分が演じているという感覚はありません。ただ、「SHADOW」と「SHINE」という世界観をセルフプロデュースする自分と、「ØMI」というアーティストをプロデュースする自分が今ここにいて、この「ØMI」が何をやったら面白いかと、自分事ですが、ある意味、俯瞰で見ているイメージです。
――このシリーズは、まだ「HIROOMI TOSAKA」名義で2020年に発売されたアルバム『Who Are You ?』の「答え」として解釈していいのでしょうか?登坂:そうですね、1年以上前にリリースしたアルバム『Who Are You ?』が、「自分自身に問いをかける」というコンセプトのもと、ドームでライブもやらせてもらいました。アルバムを作っているときから、またいつか自分が作品を発表するなら、それに対する「ANSWER」というシリーズにしようと当初の構想で考えていたので、そのとき思い描いたことを今、実行しているわけです。