どういう女性か分かりやすければ、「合う人」が寄ってくる
年収を開示してから、離婚歴がある方からの申し込みが増えたそうです。写真も交換する計画を立てていましたが、
プロフィールをアップデートしてから会った4人目の男性と、あっという間に成婚退会した恵理さん。お相手は同い年で離婚歴があり、人材系企業に勤務する高卒男性。お見合いから毎週デートして、3回目のデートでは手をつなぎ結婚を申し込まれたのだとか。
「夫は元シナリオライターで会話の引き出しが多くて、結婚相談所では珍しい、好奇心旺盛な男性だったと思います。コロナで出会いもないし登録したそうです。
一緒に暮らしてからも、お互い忙しいから食事はお惣菜を買ってご飯を炊くだけの時もあるし、
都会のお嬢さん風の女性を期待している人じゃなくて本当によかったです」

「
二人で晩酌はしているの?」
「結婚祝いでシャンパンもたくさんもらったので飲んでました。
でも今は飲んでないんですよ」
「ん?」
「赤ちゃん授かりました。来年は家族3人になります」
「早!! おめでとう」
恵理さんにとっての理想がかなって、本当によかった!
人気がある男性がいい男でも、人気がある男性に気に入られることが「正しい成婚」でもないのです。婚活業界には、「いい男」「いい女」「いい理想の結婚」が既に決まっていて、大卒高収入初婚男性と結婚することを勝ち組のようにもてはやす悪しき風潮があるのです。でも婚活の人気ヒエラルキーの上を目指すことが、幸せな結婚とは限りません。
ただし、恵理さんが美人で人気があったから、個性を出してもニーズが高かったということもお忘れなく。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
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<取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt