パートナーと性交できる状況でありながら「自分はセックスレスだと思う」と回答した人に、その原因と考えられる35項目を示し、当てはまるものすべてにチェックを入れてもらうように求めた(複数回答)。回答のうち10%を超える上位11項目は以下の通りであった。思い当たる項目はあるだろうか。
1「家事や仕事などが忙しくて睡眠不足・体力不足」(28.3%)
2「何となく」(25.7%)
3「家族だと感じセックスの対象ではなくなった」(24.7%)
4「子供がいること」(19.4%)
5「パートナーから誘われなくなったから」(18.0%)
6「挿入時に痛みがある」(14.4%)
7「もともとセックスが嫌い・興味がない」(13.4%)
8「付き合いが長いから」(12.7%)
9「セックスのマンネリ化」(12.0%)
10「出産」(11.3%)
11「子供との添い寝」(10.3%)。
前項で示した11項目に対して、発表者が「改善可能なセックスレスの原因」として挙げたのは「家事や仕事などが忙しくて睡眠不足・体力不足」「パートナーから誘われなくなったから」「挿入時に痛みがある」「セックスのマンネリ化」「子供との添い寝」の5項目である。
各項目とも、ちょっとした知恵や工夫で良い方向に仕向けることができるのではないだろうか。いずれも、精神的な理由や感情論ではなく、生活スタイルや考え方を少し変えたりすることでセックスレスの解消に役立つと思われる。特に「挿入時の痛み」には近年、それを補うための手段がたくさん用意されている。
どのような道筋を辿ろうとも大切なのは、パートナーとのセクシャル・ハピネスを充実させ、向上させる心がけで臨むことだろう。