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安田顕がつぶやきシロー原作映画で主演「プレッシャーったらなかった…(笑)」

お酒を飲みながら撮った最後のシーン

安田顕

©2021 つぶやきシロ―・ホリプロ・小学館/闘う製作委員

 さらに、動きの部分ではアドリブを巧みに織り交ぜ、内面と外見のギャップを生み出していったそう。 「酔っぱらって階段を下りるシーンは、ミュージカルの『雨に唄えば』っぽく勝手にやってみたんです。李監督に『あとで編集で切ってもらおう』ぐらいのノリでしたが思いのほか使われましたね(笑)」  安田の口ぶりから伝わる通り、李監督との相性の良さは折り紙付き。 「前作で、酔っぱらうシーンの撮影時に『今日でクランクアップだから、飲んでいいよ』と本物のお酒を勝手に飲んだんです。すると今回は監督が自腹でコニャックを買ってきて、最後のシーンで『今回も最後は飲みながらやって』と。おかげでクランクアップ後の挨拶で話した内容を全く覚えていません(笑)。3年ぶりに組んだ監督の粋な計らいにすごく愛情を感じました」  インタビューの最後には、安田が「この映画のキャッチコピー、何がいいと思います?」と話しかけ、その場の全員で知恵を出し合う一コマも。みんな闘っている。それを誰よりも安田顕は知っているからこそ、この映画の主演は彼以外ではありえなかった。 『私はいったい、何と闘っているのか』 監督/李闘士男 原作/つぶやきシロー 出演/安田顕、小池栄子、岡田結実、ファーストサマーウイカ、SWAY(劇団EXILE)ほか 配給/日活 東京テアトルほか全国公開中 【安田 顕】 ’73年、北海道室蘭市生まれ。演劇ユニット「TEAM NACS」メンバー。主演映画は『愛しのアイリーン』(’18)など。’22年の待機作はNHKドラマ10『しもべえ』、映画『リング・ワンダリング』『ハザードランプ』『とんび』など 取材・文/SYO 取材/村田孔明(本誌) 撮影/山野一真 ヘアメイク/西岡達也(ラインヴァント) スタイリスト/村留利弘(Yolken)
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