では、どうすればよいのでしょうか?
私は今年39歳ですので、まだ更年期にはさしかかっていませんが、できる対策は始めています。
写真はイメージです
女性ホルモンの分泌低下は、卵巣機能が働いている女性であれば、遅かれ早かれ誰もが通る道です。その道を覚悟して、できることはしておくのと、何も知らずに突入して面食らうのとでは、違うはずですよね。
女性ホルモンの分泌低下による髪のコンディションダウンが起きる前に、元々の「毛髪コンディション」を上げておく。そのためには、生活を整えるしかありません。髪の毛には、あなたの生活が出ます。あなたの、今生えている髪の毛は、簡単に言うと過去5年のあなたの生活そのものですから。
薄毛対策するなら、暴飲暴食は卒業を。腸活も効果的!
この、「生活を整える」というのはげんなりする話だとお察ししますが、この必要性に「腹をくくったもん勝ち」だと私は思っています。なんの勝負か分かりませんが。
それでは、げんなりするような「生活を整える」具体策ですが、まずはバランスの良い食事や良質な睡眠がメインになります。わかります。いかにも「うっ……」となりそうな話ですよね。でも、やはりこれらが基本なのです。
ちなみに睡眠は、7時間くらいが理想と言われていますが、難しい場合は短時間でも、毎日の睡眠時間帯を同じにしてリズムを整えると、睡眠の「質」が上がると言われています。職業や生活環境によってはそれが難しい場合もあるかとは思い、心苦しいのですが……。
髪を紫外線から守りながら運動する元井
他にもできることはたくさんありますよ。喫煙はやめる、過度な脂質・糖分・塩分は控える、運動習慣を身につける、体が冷えるような生活をやめる、ストレスフルな環境から脱する(これ重要)、お酒の暴飲はやめる(筆者にはこれが難しい)、腸活をするのも良いと私は思います。もちろん、正しい洗髪・ドライ方法を身につけるのは基本の「き」です。
【髪を紫外線から守る】⇒
「髪の日焼け対策」は絶対にするべき。内側が“白い”日傘は避けたいワケ
【髪の正しい乾かし方】⇒
あなたの髪、本当に乾かせてる?意外と知らない“髪が乾いた”OKサイン
【このシリーズ全記事】⇒
連載「オトナ女性の美髪講座」の記事一覧はこちらへどうぞ
<写真・文/元井里奈>