
写真はイメージです
M子さんの逆ギレに夫も怖気(おじけ)づき、ひとまず勢いでの離婚は見合わせ。
「俺はオマエを妻としても母親としても認めない。仕事を見つけて離婚できる準備を整えてくれ」と言われているものの、不倫バレから半年経ったいまも一つ屋根の下で生活しているそう。
「旦那さんは生活費をちゃんと家に入れてるし、M子も家事育児をちゃんとやっていますが、夫婦の会話はいっさいないそうです。
しかも、旦那さんはM子が作った料理は決して食べずに、総菜を買ってきたり一人分の炒め物を作ったりしているそうで……。そういうの、地味にこたえますよね」
会話はすべて子どもを通して。そのうちチック症状が…
先日、子どもたちが通う小学校の運動会で久々にM子夫婦のツーショットを見たという吉川さん。その夫婦仲は傍目から見ても超険悪だったといいます。
「絶対に目を合わせないし、会話がすべて子どもを通して行われてるんですよ。そんな両親のせいか、最近M子の子どもにやたらまばたきをするチックが出ていて……。
このままでは子どもの将来に悪影響を及ぼすのではと、他人事ながら心配になっています」
M子さんはとりあえず歯科医院の受付の仕事を始めたそうですが、子どもを一人で養うには厳しい収入とのこと。離婚はまだまだ先になりそうだとか。

「そもそも、旦那さんも子どもを絶対に手放さない雰囲気なので、離婚成立は難しいのでは。あんな針のむしろ状態で生活していくなんて、私には耐えられませんけどね」
M子さん自身、「いまの生活よりセックスレスのほうが100倍マシだった」と後悔しているそうです……。
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<TEXT/丸本綾乃 イラスト/鈴木詩子>