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「東リベ」の推しに貢ぎすぎて子どもの誕プレが買えない!沼落ち主婦のその後

フリマアプリでの不用品販売に目覚める

フリマアプリ「もともとはグッズを買うために始めたフリマアプリだったんですが、いよいよ家計がピンチになったとき、家の不用品を売ろうと思ったんです。うちの子は親戚の中で一番最後に生まれたから、お下がりをよくもらっていて。でも、子どもの成長って早いから、着ていない服が家に大量に余ってたんです。  試しに子どもが1、2回しか着ていないコートを売ってみたら1500円くらいで売れたので、どんどん売っていきました」  その結果、すぐに数万円の売上になり無事に子どものプレゼントを買うことができました。他にも親戚の家に行くたびに服やおもちゃをもらってほしいと言われたことを思い出して、連絡してみると……。 「その親戚は高齢の夫婦2人暮らしでした。片付けたいけれど処分するのにもお金がかかるから……と結構な量の不用品を抱えていたんです。それで、休みの日に車で親戚の家にもらいにいきました。まだまだ使えそうなフォーマルな洋服とかもあって『本当にタダでもらっていいの!?』って感じでした。 フリマサイトで売ろうと思っていることも正直に伝えたら、『全然、大丈夫よ! 引き取ってくれるだけでありがたいわよ~』と感謝までされちゃいましたね」

親戚への感謝の気持ちが、推し活を見直すきっかけに

 親戚にもらった不用品を売って、大好きな推しグッズを買えるようになった麻美子さん。しかし、以前とは買い方が少し変わったといいます。 「親戚がくれたものを売ったお金なのに、自分のためだけに使うのもどうなのかなと思ったんです。今まではグッズが出るたびに買っていたのですが、なるべく日常で子どもも使えるグッズだけ買うようになりました。  あふれていたグッズもフリマアプリで売ったりしながら、少しずつ整理していきました。もし、親戚に不用品をもらえなかったら、今も金欠になりながら推し活に励んでいたかもしれません……。歯止めが効くようになったので、そういう意味でも、感謝してますね」  推し活は楽しいことですが、どこかで止めないと底のない沼にハマるようなもの。親戚の優しさをきっかけに、お金の使い方を見直すようになった麻美子さんは、最近は子どもと一緒にアニメを見たり、コラボカフェに行くようになりました。  子どもと一緒に推し活をすることでさらに充実した毎日を送られているようです。 【他の回を読む】⇒「お金まわりの悲喜こもごも」の一覧はこちらへ 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <取材・文/結城 イラスト/カツオ>
結城
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer
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