――自分を認めて可愛がって。

『失恋めし』より
広瀬「そうです。タッパーで冷凍していたお米をレンチンして、ちゃんとお茶碗に入れてあげようとか」
――なるほど。それは大切な気がします。
広瀬「タッパーのままおかずとかも食べないで、ちゃんと盛り付けてあげようとか。
部屋着にもちょっとお金をかけてあげようとか。そういうほんのちょっとの余裕をしっかり持てる大人になれたらなと。自分のことだからいいやと黄色いTシャツに緑のジャージとか、楽だからってとんでもない部屋着だったりしたんですけど、でも自分で見てても可愛いなと思えるものを着たり。そういうことが大事かなと思うようになりました」
――ありがとうございます。最後にメッセージをお願いします。
広瀬「今回、王道な失恋がなくて、でもだからこそ、深く共感できる回があるかもしれません。『昔あったな』とか、『今の私と同じだな』とか。そこで落ち込むんじゃなくて、おいしいご飯を食べて、頑張ってみようかなと思ってもらえたら。背中を軽くトンっと押してくれるような、心がちょっとクリーンになる作品だと思います。大九監督の心地良いゆるさのある世界観に入れてうれしかったです。ぜひほっこりしてください」
<撮影・文/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi