
同じプレゼントをもらった浅田さんは、さらにありえない行動に出ます。
「同じ財布を3つ持っていたのですが、一つがイニシャル入りでした。そのイニシャル入りの財布を愛用し、残りの2つをネットで売りに出しました。そのとき罪悪感はなく、プレゼントをもらって、しかもお金が入ることに喜びを感じてしまっていました」
ですが、すぐさま浅田さんに天罰が下ります。
「イニシャル付きの財布は、浮気相手からのものでした。ある日、久しぶりに本命の彼とデートに出かけると、財布にイニシャルがついていることを疑われ、誰からもらったのかと問い詰められました。正直そこまでは考えていなくて、ハッとしました」
浅田さんの焦りが伝わったのか、本命の彼の顔色がすぐに変わったといいます。
浅田さんは、本命の彼が浮気に気づいたことを知り、正直にすべてを話します。
「彼もまさか三股をかけているとは思っていなかったと思います。私が正直に二股ではなく三股をかけていたことを話すと、彼の激怒から憔悴した様子に変わっていきました……」
一人との浮気でも彼への裏切り行為であることにはかわりありませんが、それを上回る行動に出ていた浅田さんに対し、本命の彼はすぐさま別れを決断します。そして、2人は二度と会うことはなくなりました。そして、ドミノ倒しのように浮気相手との関係も破綻……。
「彼の憔悴しきった表情をみた瞬間、私がどれだけひどいことをしたのかに気付きました。ほかの2人とも話し合いをし、当然のことながら別れることになりました。
結局、別の人で寂しさを埋めたとしても、本当の意味で寂しさは消えなかったんです。あそこまでの悪事を働き、代わりを探そうとするのではなく、自分と向き合い、一人でも楽しめる女性になるべきなのだと、ようやく気付きました」
心から浮気をしないと誓った浅田さんでした。
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<取材・文/Honoka Yamasaki>
山﨑穂花
レズビアン当事者の視点からライターとしてジェンダーやLGBTQ+に関する発信をする傍ら、レズビアンGOGOダンサーとして活動。自身の連載には、レズビアン関連書籍を紹介するnewTOKYOの「私とアナタのための、エンパワ本」、過去の連載にはタイムアウト東京「SEX:私の場合」、manmam「二丁目の性態図鑑」、IRIS「トランスジェンダーとして生きてきた軌跡」がある。また、レズビアンをはじめとしたセクマイ女性に向けた共感型SNS「PIAMY」の広報に携わり、レズビアンコミュニティーに向けた活動を行っている。
Instagram :
@honoka_yamasaki