結婚式まであと半年という頃。準備が忙しくなるにつれ、なぜか朝帰りが増え始めたツヨシ。マリさんが「なんで連絡くらいしてくれないの?」と問いただすと、突然“キレキャラ”に大変身。
「
なんでいちいちお前に報告しなきゃいけないんだよ!」…初めての“お前”呼ばわり、そして聞いたことのない怒鳴り声。あまりの変わりように、マリさんはただ呆然とするしかなかったそうです。
「キレる頻度はどんどん高まる一方でした。なぜ彼が変わってしまったのか、全然わからなくて……本当に戸惑いました。親や親戚、友人や会社の人たちにはもう結婚式の案内をしていたので、こんな状態で結婚式やっていいの?! とも悩みましたし。
でも冷静に考えて、こんなすぐにキレる男とはやっていけないって思ったんです。無断外泊も論外だし……やっぱり結婚は考え直そうと、信頼できる何人かの友人に相談しました」
でも
なんの証拠もなく一方的に婚約解消はできない、それではあなたが悪者にされてしまうかもしれない、と法律に関わる仕事をしている友人からアドバイスされたマリさん。ある日、朝帰りしたツヨシと玄関で遭遇します。
「平日の朝8時まで帰って来ないっておかしいでしょ!って思った私はブチギレ状態に。でもふと思いついて、『
浮気でしょ? 今すぐここでパンツ脱げ!』って迫ってみました。当然、彼は拒否ですよね。そのまま、お風呂に駆け込んでいったんです」

どう見ても、やましいことがある人の態度だと確信したマリさんは、すぐに他の証拠を探します。他の荷物と一緒に放置されたツヨシのスマホは、彼が直前まで触っていたらしく、珍しく画面ロックが外れた状態でした。マリさんは、これはチャンス! と
ツヨシのスマホをチェックしてしまいました。
「彼のLINEには、
浮気相手との待ち合わせからどんなエッチをしたのか、その感想まで赤裸々に書いてありました。もう、見た瞬間、全身に鳥肌が立つのがわかりましたね」
LINEの画面を自分のスマホで撮影したあと、録音アプリを起動してポケットにセット。マリさんは動揺しながらも、これから自分がやろうとしていることを、短い時間の中で何度も脳内シミュレーションしました。