さらに学生さんのブラジャーは、成長に合わせてこまめに買い換える必要があります。
しかし、白いブラジャーは半年に1回どころか年に1回出るか出ないかのブランドも少なくありません。珍しいカラーは大きいサイズまで出さないのが基本です。
例えばグラマーサイズ(ここではGカップ以上とします)の学生さんも珍しくありませんが、そもそも存在しなかったり高すぎて買えないので、「仕方なく2カップも3カップも小さいものを無理やりつけている」という人もいます。
この「下着は白」校則の恐ろしいところは、学校側がおこなった校則を破っていないかチェックするための対応がトラウマになった人もいることです。
中には男性教師や男子生徒の前でチェックをされたり、白では自分のサイズがないから薄い色のものを購入してつけていくと叱られる、という信じられないエピソードもありました。
ピアスや染髪など、普段から見えるところのチェックは良いと思うのですが、服の中まで及ぶ校則とは、誰を守るためのものなのでしょうか。
この理由もわからず、女子生徒を守れない校則には、元下着販売員として悩ましく思っています。
<文/ちーちょろす>