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「10歳下の彼は、300万円振り込んだら消えました」人妻なのに“結婚詐欺”に遭った42歳女性

結婚詐欺であれなんであれ、私は彼に恋をした

そんな優しい元夫から、つい先日、よりを戻さないかというLINEが来た。でも、ケイコさんにそのつもりはない。たった一夜をともにした彼のことが、いまだに忘れられないというのだ。 女性 後ろ姿「もう私は、誰とも再婚は考えられません。結婚詐欺であれなんであれ、私は彼に恋をしたんです。あんな本気の気持ち、ワクワクした恋ははじめてでした。退屈な毎日から抜け出すことができた。そのための300万円だったのかもしれません。 だってあの夜、私は心も身体も満たされたんです。この気持ちが自然になくなるまでは、息子と両親と暮らしていくしかないと思っています。ほんとはまだ苦しいんですよ。彼のことを思い出すと胸が震えるくらいなんです」 そう話すケイコさんの声は、苦しいという割には、なんの後悔もないような安定した強さがあった。過去をしっかりと受け止めて、今を生きているように感じた。彼女がこれほど強いのはなぜだろうと思った。おそらく本気の恋というのを体験した。それが彼女の糧となっているような気がした。 <文/安藤房子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
安藤房子
作家。恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書に『愛されて結婚する77のルール』など。Instagram:@ando.fusako.loveブログ:恋愛心理研究所 安藤房子の「ココロとカラダのレシピ」  
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