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『モービウス』ジャレッド・レトの吸血鬼にうっとり…過去の“異常な役作り”から読み解く

調和のとれた新たなヴィラン作品

MBS_サブ4_DF-02694 もちろん筆者は、レトの大ファンだけれど、そのキャリアがどこを目指してるのか分からないのが、正直なところだ。  だって、「GUCCI GUILTY」のプロモーションビデオでは、マーラーのアダージェットに合わせて、ちゃんとイケメン・オーラ全開で官能をこれでもかと身にまとっているのに、どうして映画になると、自己演出が過剰になり過ぎるのか。というか、どうしてエキセントリックで、トリッキーな役ばかり好んで演じるのか。 『モービウス』の撮影現場でも、休憩時間でさえ役に入り込むために、トイレに松葉杖で行って、撮影を中断させたとか。本人が納得いく演技ができたなら、それに尽きるのだけれど。  何でもかんでも憑依型と言って、メソッド演技が褒められるのは個人的にはどうかと思っている。だから本作は、異型の吸血鬼にメタモルフォーゼするものの、久しぶりにレトが、ある意味で素直に演技した作品として評価されるべきだ。DCコミックスを代表する悪漢ジョーカーを怪演し、今度はマーベル・コミックスのモービウスを演じ、調和のとれた新たなヴィラン作品の誕生を素直に喜びたい。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます <文/加賀谷健>
加賀谷健
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役 “イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。 X:@1895cu
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【公開情報】
『モービウス』全国の映画館にて公開中
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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