「あのお坊さん、前にどこかで…」葬儀で偶然再開した僧侶の“正体”にビックリ!
徐々に蘇る、“あのお客さん”の記憶
お坊さんも一人の人間…
二人は、お互いに気づかない振りをして過ごすこととなります。とはいえ、お坊さんがキャバクラに行くとは意外なものです。
「なんとなくお坊さんは、人間を超越したような存在だと思ってました。ですがネット上で調べてみると、意外にも飲酒や禁煙をしている方も多いらしくて。実際にキャバクラに通っている人もいると書いてあり、周りの人間と変わらないのだと思いましたね。もちろん、イメージ通り清廉な方もいるとは思いますが……」
さらに、内田さんはお坊さんの胸中を想像します。
「お坊さんも世間の印象があるせいか、お坊さんらしくすることに疲れてるんじゃないですかね。いい意味で、お坊さんだって人間なんだと知ることができました。
もし今後キャバクラで働くことがあれば、そういった世間の印象で、自分の素の姿を隠していかなければならない人たちのストレスを少しでも軽減してあげたいなと思いますね。このお坊さんがそこまで悩んでいたかは別ですが(笑)」
―冠婚葬祭のトホホ―
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<取材・文/Honoka Yamasaki イラスト/やましたともこ>山﨑穂花
レズビアン当事者の視点からライターとしてジェンダーやLGBTQ+に関する発信をする傍ら、レズビアンGOGOダンサーとして活動。自身の連載には、レズビアン関連書籍を紹介するnewTOKYOの「私とアナタのための、エンパワ本」、過去の連載にはタイムアウト東京「SEX:私の場合」、manmam「二丁目の性態図鑑」、IRIS「トランスジェンダーとして生きてきた軌跡」がある。また、レズビアンをはじめとしたセクマイ女性に向けた共感型SNS「PIAMY」の広報に携わり、レズビアンコミュニティーに向けた活動を行っている。
Instagram :@honoka_yamasaki
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