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さゆり52歳が語る、夫婦円満になる“魔法の言葉”「言わんでもわかるは嘘」

心が折れそうになったときもあった

――では、大変だったことが笑顔につながったエピソードはありますか? 心が折れそうになったときもあったさゆり「ありますよ~! 辛いことが立て続けに来て、こんな私でも心が折れそうなときがありました。真夏の真夜中、どしゃぶりの雨の中かつみさんとふたりで帰ってきたら電気が止められていて。真っ暗で蒸し暑くて、灯りもないし、ガスで灯りをとろうとしたらガスも止められていて……。でも蛇口をひねったら、水だけは出たんです」 ――お水が! よかったです! さゆり「『よかったね!水は出るわ』ってホッとして。そのとき、何か灯りになるものはないか探したら、かつみさんが元カノさんにもらったクリスマスツリー型のキャンドルライトが出てきたんです。『これで灯りをとろう』って火をつけたら、それが熱を感知して『チャンチャンチャンチャンチャン♪』ってジングルベルが流れる珠玉のオルゴール型キャンドルで(笑)。

忘れられない真夏のクリスマスに

――灯りだけでなくジングルベルが(笑)。 さゆり「でも、それのおかげで真っ暗な部屋が幻想的なオレンジの灯りにふわ~っと照らされまして。かつみさんが汗をダラダラかきながら、『さゆりちゃん、真夏のクリスマスやな! めっちゃロマンチックや!』って言ったんです。  私、本当に辛いことが続いていたので、『何をおっしゃってるんやろ、この方は!?』と思ったんですけど。でも、『さゆりちゃん、今辛いやろ。でもいつかきっといい思い出に変わるから』って。  そのときは『何を脳天気に!』と思いましたが、それから何年かして、かつみさんと一緒にちゃんとしたクリスマスが祝えるようになったとき、私、『そやけどかつみさん、今までのクリスマスでいちばんだったのは、あの真夏のクリスマスやわ』って無意識に言ってたんです」
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喧嘩にならない気持ちの伝え方
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