――おたがい、冷静に受け止められるときにお気持ちを伝えているんですね。
さゆり「それと、うちはすごく『
ありがとう』が多いです。私、『夫婦だから言わんでもわかるでしょ?』って、あの言葉絶対嘘やと思うんです。心ってやっぱり言葉で伝えないとわからない。だから私は『ほんまはこうなのよ』とか、『ありがとう』っていうのはなるべく伝えるようにしています。
『ありがとう』は本当に素敵な、大好きな言葉です。『ありがとう』って言われていやな人はいませんし、
特に夫婦間とか『生活を共にしているから当たり前』みたいになることが多いので、『ありがとう』はそこを特別にしてくれるというか。かつみさんも、『いつまでもそうやって“ありがとう”って言ってもらえたら、さらに可愛く思える』って言ってました(笑)。
こちらが感謝の言葉を伝えると、それをまた愛情として返してもらえますし。自分も『気持ちが伝わった!』と思ったら嬉しいし、本当にウィンウィンな魔法の言葉だと思いますよ」
――本当にそうですね! 素敵なお話をありがとうございました!
【かつみ・さゆり】
「どんきほ~て」としてNHK上方漫才コンテスト第17回(’86)最優秀賞、ABC漫才落語新人コンクール第8回(’87)最優秀新人賞など賞を総なめにしたかつみ、桂三枝の弟子さゆりとで「かつみ・さゆり」として夫婦漫才やレポーターとして活躍中。著書に『
さゆり52歳 生き様ビューティー』(ヨシモトブックス)がある。
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<取材・文/みきーる 写真/林紘輝>