
飲むハッピーターンオ・レ(税込168円)
正直なところ、飲むのがやや怖かったんです。(わざわざドリンクで味わわなくてよいでしょ……)と、びくびくしながらチャレンジすることに。
結論としては、一度飲んだら忘れられない味でした。いやー、甘じょっぱい飲み物って、なかなかありませんよね。しかしながらベースはミルク風味のドリンクなので、ミルクセーキ的な懐かしいテイストとして、これはアリだなと思いましたし、誰かに話したくなるような、とりあえず話題にしたくなるようなインパクトがありました。
ローソンいわく、あの甘じょっぱさを冷たいドリンクで再現するには相当苦労したそうです。
「甘さが強くなりすぎてしまったり、しょっぱさが多くなってしまったり、 ミルクとのバランスの調整に開発時間を要しました。最終的には本商品のために原料(シーズニング)から独自に開発することで味を近づけております。約20回の試作を重ね、亀田製菓様には約10個のサンプルを試していただきました」
味の開発にそれほどまで真剣に力を入れていたとは、心から驚いてしまいました。そしてこの甘味と塩味の融合感は、これからの季節の熱中症対策にも良さそうだなと解釈できるほど、ポジティブな気持ちになったのはなんとも不思議。実際に店舗完売でなかなか手に入らなかったのが、このドリンクでした。
亀田製菓の「ハッピーターン」パウダーは一切使用していない!

ハッピーパウダーをふりかけずに衣やお肉への混ぜ込むことであの味を表現している
実は過去にもハッピーターンコラボは登場していて、今回初となったのが前述のチルド飲料の他に、からあげクンとLチキの2商品。これらを作るにあたり、亀田製菓のハッピーターンのパウダーは一切使用していないそうです。
まずは、からあげクン。衣の品質(衣の薄さ)を変えないでハッピーターンの「甘じょっぱさ」を再現するという点に大変苦労したそうで、ハッピーパウダーをふりかけずに衣やお肉への混ぜ込むことで味を表現しています。これは実食すれば納得。むしろ違和感がなさ過ぎて拍子抜けしてしまったほどです。
Lチキが目指したのは、“サクじゅわ衣”。ハッピーターンのサクッとした絶妙な「食感」と、舌にとろけるようなハッピーパウダーのじゅわっと感を両立させたかったそうです。衣のサクッと感は申し分ないのですが、じゅわっと感をしっかり堪能するためには、温めたほうがいいなと感じました。
パッケージもかわいいくて、元気になること間違いなしの存在感。気になる人はぜひお早めに!
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<取材・文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>