人間の男だったら、惚れていた…元野良猫のタヌくんの“漢気”に感動
【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.83】
「愛妻家で子煩悩で、いざとなったら守ってくれ、リーダーシップもある。タヌが人間の男だったら、私も絶対に惚れていました」
亡き愛猫タヌキくん(通称:タヌくん)への想いを、そう語るのは飼い主のぴっぷーさん(@natsumelone_puu)。
元野良猫のタヌくんは、その身をもって大切なものを守ることの尊さを教えてくれた、漢気溢れる猫でした。
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すべての始まりは、家のガレージにタヌくんの奥さん・トトちゃんが現れたこと。
「子猫ほどの小ささなのに妊娠していました。私は野良猫と接した経験がなく、家にはすでに2匹の猫がいたため、ひとまず妊婦用のフードをあげるようになったんです」
すると、タヌくんもご飯を食べにくるようになりました。
獣医師からは堕胎を勧められましたが、保護か堕胎かを決めかねている間に、トトちゃんは出産。
トトちゃんが近所の飼い猫だと耳にしたため親子の保護を見送っていたところ、西日本豪雨災害の夜、子猫たちは姿を消してしまいました。
「子猫を呼ぶトトの声がガレージで一晩中していたのを、今でも覚えています」
その後も、毎日ご飯をあげながらトトちゃんを見守っていると、再び妊娠し、出産。同じ思いはしたくなかったため、ボランティアさんに協力を依頼し、子猫を保護。しかし、警戒心が強いトトちゃんを捕まえることはできず……。
すると、翌春にもトトちゃんは妊娠し、出産。再び子猫は保護しましたが、トトちゃんの捕獲はまたしても上手くいきませんでした。
そこで捕獲器を設置すると、驚くほどあっさり捕まえることができました。
ガレージに住みついた1匹の母猫

苦戦した保護活動…先にタヌくんを捕獲

「知能戦でも持久戦でも完敗。トトの保護を最優先に考えていたので、タヌは後回しでした。当時の私は大人のオスの野良猫が怖かったし、オス猫なら外でも生きていけると思っていたんで」 しかし、猫風邪により血の混じった鼻水を出すようになったタヌくんを見て、先になんとかしてあげたいと思うようになりました。最近ね、出しっ放しのエサは食べなくなりました。朝あげたごはんがまだお皿にあるのに、新しいのを出すまで窓の外で待ってます。
— ぴ っ ぷ ー (@natsumelone_puu) December 4, 2018
以前は何を出しても完食だったのに。グルメになってしまった泣
そりゃ捕獲も困難なわけですよ。トホホ。
捕獲器慣らし中です。 pic.twitter.com/tZiuTw8Kq2
