「2日に1度嘔吐するように…」慢性胃腸炎を持つ猫に向き合う飼い主さんの日々
【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.82】
「この子は、とんでもない甘えん坊。仕事をしている時以外は、ほとんど膝に乗っています」そう話し、愛猫ふぁん太くん(ソマリ)に優しい眼差しを向けるのは、飼い主のfantaloveaiさん(@fantaloveai)。
「私は生まれつき障がいがあり、身体が弱く、20代の頃の手術で子どもが産めない体になりました。だから、ふぁん太は我が子同然。守る対象ができたことで、体力的にも精神的にも強くなれました」
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ふぁん太くんとの出会いは、2020年3月に惜しまれつつ閉店となった「保護猫カフェまちねこ」。当時、飼い主さんはハムスターを亡くしてペットロス状態でした。
「今となっては、長毛はその子の個性だし、成猫は性格が完成されていて共に暮らしやすいと思っていますが、その頃は長毛は飼いにくく、子猫のほうが長く一緒にいられると思い込んでいました。なので、短毛の子猫と暮らしたいと考えていたんです」
しかし、タイミング的にお店には子猫がいませんでした。すると、思わぬ運命の出会いを果たすことになります。
「私が障がいによって杖をついていることを店長さんが考慮してくれ、穏やかで通院時にも一切暴れないふぁん太を勧めてくれたんです」
ふぁん太くんはブリーターの多頭飼育崩壊によって2015年にレスキューされ、お店にやってきた子です。
猫カフェ時代は7年間、ファンファンと呼ばれていたため、飼い主さんは似た響きの「ふぁん太」という名前を贈り、家族となりました。
おうちに迎える前、飼い主さんは保護猫団体が開催していた猫の飼育法が学べる勉強会に参加。店長さんからは、キャットタワーのハンモックが好きなことや、循環器では水を飲まないことなどを教えてもらいました。
万全の準備をし、おうちに迎え入れると、ふぁん太くんは、まるで最初から家族の一員だったかのように、すぐさまキャットタワーに登ったり、膝の上で甘えたりと愛くるしい姿をたくさん披露。
ふぁん太くんの存在のおかげで、飼い主さんの心に開いていた穴は徐々に埋まっていきました。