「その後、わたしが住む関東に来る機会があるので、食事に行こうと誘われました。すっかり油断して、ワクワクして出かけたのが大失敗でした」
話をするうちに、徐々に「幸せとは?」などという話が始まり、怪しい話の流れに。なんとなく聞き流して、早く切り上げようとしましたが…。
「早く切り上げようと思い、帰ると告げると、別れ際に『
ちょっとこれを書いてくれないかな?』と紙を渡されました。それはまさに、新興宗教の入会申込書でした。絶対に入りたくないと思っていたので断りましたが、そこからしつこい勧誘が始まりました」
断っても、断っても、しつこく勧誘され、とにかく仮でもよいからと申込書を書くように言われたそうです。
「特定のものを信仰しないと幸せになれないって、おかしな話ですよね。幸せは自分で探すものです、と必死に断りました。最後は諦めてくれましたが、異母姉に会えてうれしかった気持ちが大きかったので、結局宗教勧誘のための誘いだったのかと、本当にショックでした」
異母姉との楽しい会食のはずが、宗教勧誘のためだったとわかり、しばらく立ち直れなかったそうです。