そしてさらに事情を聴くと、いい加減な事情で戸籍がおかしくなってしまっていると判明します。
「前妻と籍が抜けていない状態でわたしが生まれ、戸籍をどうにかしなくてはと思った父は、
なんと“前妻との子ども”として、わたしの出生届を出してしまったそうなのです」
困ったことになったとはいえ、なんとも突拍子のない方法で出生届を出されてしまった間宮さん。さらに悲惨なことに、間宮さんの戸籍は、ずっと修正されないまま、放置されていました。
「その後の戸籍を見ると、前妻とは離婚し、父と母は入籍していましたが、わたしが前妻との子という間違った記録は修正されていませんでした。
それでも親子関係を無理やり作ろうとした父は、わたしと母を“養子縁組”という形で登録したのです」
何度も、正しい情報に修正してほしいと両親に頼んでみたものの、前妻と連絡を取りたがらない父にかわされてしまったそうです。