
「1時間ほど見知らぬ女性と同席することになり、彼の女友達とはいえ少しばかり嫌悪感を抱き始めたそのとき『
私今子どもいるんだよね、バツイチで夜は親に子どもを預けて結構飲んでるんだけどさ、不倫がばれちゃって離婚したんだよね』と楽しそうに話していたのを見て、私は正直ドン引き。一緒にいたもう一人の女性もそれを聞いて笑っていました。彼はそれをただ聞いているような感じで…もうその時の状況に耐え切れなかったです」
ここまで愛想笑いをしながら黙って聞いていた涼子さんでしたが、結婚を考えていると話した涼子さんカップルに「結婚は大変だよ」と、自らが不倫し離婚した女性から一方的な意見を投げつけられ、怒りのバロメーターがどんどん上がっていったと話します。

「好き勝手に話す女友達にも、この状況を何とも思っていなさそうな彼にも怒りが込み上げ、『
私、もう帰ります。不倫して子どもを預けて飲み歩いてるような人から何を言われても響かないし、ここにいてもつまらないので』と言って店を出ました。彼は走って追いかけてきましたが、私は無視してタクシーに乗り込みました」
これ以上あの場にいるともっとイライラすると感じてその場を離れた涼子さん。優しいところが大好きだったという彼の態度にも呆れ、その後すぐに家に帰ってきた彼ともしばらく言い合いに…。
「彼はすぐに帰ってきて、話し合いになりました。『
女友達をあんな風に面と向かって否定する涼子は無神経だ』とまで彼に言われ、納得いかない私は『
女友達にだけでなく、あなたの態度にも怒っている』と伝えましたがその場ではお互い感情的になっていて分かり合えず…。その日は和解できないまま終わりました」