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男女共用のスクール水着が異例のヒット。開発秘話を聞いた「100校以上が採用したい」

体にフィットするけど、体のラインは出ないようにした

――上着はラッシュガードではないんですね。 佐野「ラッシュガードでもよいのですが、ラッシュガードは水着の上に着る前提で作られるものなのでダボつくんです。また、1枚では着られないので着脱に時間がかかります。1枚で着られてラッシュガードよりも体にフィットして動きやすくしたのがこの商品です。体にフィットするけど体のラインは出ないように形にもかなりこだわりました体にフィットするけど、体のラインは出ないようにした――1枚で着られるのはいいですね。 佐野「ただ、1枚で着るとなると泳いでいるうちにファスナーが下がって脱げてしまっては困ります。ですので水着にはロック式のファスナーを採用しました。顎を守るチン(顎)ガードもファスナーに付けているのでファスナーで皮膚を痛めたり勝手にファスナーが下がることもありません。スクール水着でしっかりしたロック付きの商品はほぼないのですが、この水着だからこそ必要だと思い採用しました」

「安心感がある」と子どもたちからも好評

――実際に水着を使用した子どもや現場からはどのような声が届いていますか。 佐野「『泳ぎやすい』『撥水加工がしてあるから水着が水を吸わない』『水に濡れても体にまとわりつかない』『安心感があるのでこの水着がいい』という声が届いています。子どもから『評価をつけるなら4か5』という好成績もいただきました(笑)。  泳ぎにくいのでは?という声も聞くのですが、先生方から『学校の水泳授業で使用するものとして全く問題ない』という声をいただいています」 【関連記事】⇒「男女共用スクール水着」で子どもたちは生きやすくなるのか?まだまだ課題も
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商品名に「ジェンダーレス」と入れなかった理由
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