なぜ私が、舞さんはその彼と会わないほうがいいと思ったのか。その理由について話しました。
「今まで会った男性の中で、彼は一番年収とか学歴とか高くない?」
「他にも慶応大卒とか学習院卒の人がいましたよ」
「外見や他のプロフィールも含めて比べてみよう。
総合的に見て、条件が良すぎない?」
「いいかもしれません。家が恵比寿だったと思います」

話だけを聞いても、彼のプロフィールが嘘か本当かはわかりません。でも一つはっきり言えることがあります。
「ごめんね。彼の条件が本当だとしたら、舞さんとは釣り合っていないの」
もちろん身分が違うとか、そんな話ではありません。
「舞さんの小学校時代の同級生の中で、阪大みたいな旧帝大に進学した人ってクラスにどれぐらいいる?」
「あんまり覚えてないですが、かなり成績いい人ですよね」
「ですよね。
舞さんの同級生で年収600万円以上の人いる?」
「年収の話はしないから…でも、不動産屋で営業やっている人は年収が高いかもしれないです」
私は舞さんに、「彼は今まで周りにいなかったぐらい、
飛び抜けて条件がいい人だと思わない?」と尋ねました。
「ほんとですね」
「彼が普通じゃないんですよ。外見もそうで、清潔感があって爽やかってかなり人気がある部類だから」
「そうなんですか!
公務員だし真面目だと思ってました」
「公務員だから真面目ってことないから」
土日休み同士なのに次のデートが3週間後というのは、他の女性と会いまくってると思います。それに、まず公務員というのが本当かも怪しい。それを舞さんに伝えると…「でも、仕事で忙しいって言ってたし」と、すぐには受け入れがたい様子です。
「そりゃ他の女性とデートとは言わないですよ。カフェで
『ゆっくり選んでくださいね』なんて、かなり女慣れしているから出てくる言葉だよ。他に誰も言わなかったでしょう」
「たしかに…そうですね」
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