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米大物歌手が問題行動を連発、「彼と仕事する意志はない」と企業が次々に発表

 米音楽界を代表する大物ラッパーで、ファッションデザイナーとしても活躍するカニエ・ウェスト。今週、ロサンゼルスにある運動靴メーカー「スケッチャーズ」の本社を訪問したところ、同社の幹部に追い出されたという。ここ最近、アディダスをはじめとした有名ブランドが、カニエとの提携解消を相次いで表明している。

アポなしで突然現れたうえ、無断で撮影

Bangshowbiz20221028

カニエ・ウェスト

 現地時間26日、アポなしでスケッチャーズの本社を訪問したカニエ。事前の連絡や招待もなく突然現れたうえ、無断で撮影を行っていたことから、同社の幹部2人から締め出されたという。  同社はその後、次のような声明を発表した。 「スケッチャーズはウェストとの仕事について考慮しておらず、その意志もありません。我々は対立を生むような彼の発言を非難します。また反ユダヤ主義もしくはいかなるヘイトスピーチも許容しません」

アディダスとの提携解消で大打撃

 カニエがなぜスケッチャーズにアポなし訪問したのか、その動機は今のところ不明。  ただ、独スポーツ用品大手「アディダス」は今週、長く続いたカニエとのパートナーシップを解消すると発表したばかり。「Yeezy」のブランド名で共同開発したスニーカーなどの生産を終了することを明らかにしている。アディダスによると、大ヒットシリーズである「Yeezy」が終了することにより、約2億5千万ユーロ(360億円超)の減益になるという。  米経済誌『フォーブス』が発表しているビリオネアの「世界長者番付」にもランクインしているカニエ自身も、提携解消によって資産が大きく目減りするといわれている。ということは、新たなビジネスチャンスを探るため、スケッチャーズに乗り込んでいったのだろうか?  一連の差別的な言動が反発を呼んでいるカニエとの関係を解消したのは、アディダスだけではない。仏ファッションブランド「バレンシアガ」や米大手アパレル「GAP」、さらにファッション誌の『ヴォーグ』からも「再び一緒に仕事をすることはない」と絶縁状を突きつけられた。所属事務所や担当弁護士からも縁を切られたと伝えられている。  ただカニエ本人は、少し前まで「アディダスが俺を降ろすことはできない」などと主張し、契約を切られることはないとタカをくくっていた様子。ところが、結局は同社からも見放されることになってしまった。
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問題となった言動とは?
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